「悪人になるの決定!」みたいな手相はない

【悪人になる手相なんて、ありません】

ニュースを見ていたら、
「なんでそんなことを…」と悲しくなるような事件があって、
「この人の手相ってやっぱり悪人になるような手相だったんですか?」って聞かれることもあります。

でも僕は、はっきりこう言いたいんです。

“悪人になる手相”なんて、ありません。

手相というのは――
その人の性質や才能、傾向を教えてくれるものであり、
「その人がどこでどんなことをする人間になるか?」
みたいなことを示してるわけじゃありません。

たとえば――

行動力のある線を持つ人が、
それを「誰かの笑顔のために」使うか、
「自分の支配のために」使うか。

コミュニケーション力に長けた手を持つ人が、
それを「優しさの循環」に使うか、
「人を操作する手段」に使うか。

それだけの話なんです。

たとえるなら、包丁と同じ。

包丁は、悪くありません。
人を喜ばせる料理をつくる道具にもなれば、
不幸を起こす凶器にもなり得る。

手相に出ている“力”や“個性”も、それと同じです。

大切なのは――
「その人が、その力をどう使うか」なんですよね。

もちろん、人は時に弱くなります。

環境やタイミングによって、
良くない選択をしてしまうこともある。

でもだからこそ。

僕は手相を通して、
「あなたは、こういう力を持ってるよ」
「だったら、こういうふうに活かしていけるかもね」
ということを、やさしく、あたたかく伝えていきたい。

だって、誰かの手のひらにある“力”が、
誰かの笑顔をつくるために使われたら――

その人も、まわりの人も、
もっと生きやすくなると思うから。

手のひらに“悪”なんて、描かれていません。
あるのはいつだって、“可能性”です。

手相王子
加藤景太

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